名護市辺野古新基地建設埋め立て工事に向けて沖縄防衛局が提出した変更申請3件をめぐり、沖縄県は2日、そのうち「土砂運搬方法」の変更を仲井真弘多知事の任期中に承認しない方向で最終調整に入った。「美謝川の水路切り替えルート」の変更申請が取り下げられ、土砂運搬方法の変更に整合性がないと疑問を残している。県は同日、防衛局に4次質問を送付した。回答を踏まえた上で、仲井真弘多知事が翁長雄志次期知事の県政に審査を先送りするか、不承認するかを最終的に判断する。

 県は5次質問しない方針。運搬方法以外の「仮設道路の追加」など申請2件は審査をほぼ終えており、公有水面埋立法に照らして不承認につながる問題点はないとみている。県が定める変更申請の標準処理期間(44日)を越えていることを考慮し、仲井真氏が任期中に先行して2件のみ承認する可能性も出ている。

 県は2日、防衛局に4次質問2項目を送った。期限は10日。防衛局は「美謝川の水路切り替えルート」の変更を前提に、土砂運搬方法の変更を申請した。県は美謝川切り替えを取り下げたことで、県は変更申請前の工法に戻ると認識している。

 一方、防衛局は3次回答で取り下げ後も前提が崩れないと主張したため、県は4次質問で(1)県の認識との整合性(2)美謝川の変更を再申請するか-を質問した。