第19回大会から連続してNAHAマラソンに出場している千葉県の中村民生さん(66)は、これまでフルマラソンを98回完走してきた。「ゴール後の達成感がたまらない」と話す中村さん。記録更新を目指し、7日42・195キロの南部路を駆け抜ける。

99回目の完走を目指し、気合いを入れる中村民生さん=6日、那覇市・県立武道館

 きっかけはダイエットだった。少し出てしまったおなか。ジョギングで減量に成功した会社の同僚に誘われ、39歳のときに初めてマラソン大会に出場した。レース後「こんなにおいしいビールが飲めるなんて」と感激し、すっかりマラソンのとりこになった。それから28年間、北海道から沖縄まで全国各地のマラソン大会に出場している。

 中村さんにとってNAHAマラソン最大の魅力は途切れることのない沿道の声援だ。生のバンド演奏や暑いときのアイスキャンディーなどの差し入れが力をくれた。「他に匹敵する大会はない」と声を弾ませる。

 年齢とともに体力の衰えを感じているという中村さん。右足のアキレスけんを痛め、練習も満足にできずに不安が残る。だが「歯を食いしばってでも絶対に帰ってくる」と記念すべき瞬間に向け、気持ちは前を向いている。