【名護】明治の中ごろに大宜味村謝名城で造られ、1988年に名護博物館に移築された「高倉」の屋根のかや(山原竹)ぶき作業が1日から始まっている。

かやぶき屋根を手際よくふき替える職人=名護博物館

 ヤープキャー(屋根ふき人)はかやを乗せる人、横木で押さえる人、打ち締める人、指揮を執る人の4人1組。指揮を執る崎浜和夫さん(60)は「かやを敷き詰める技とカンプー(天辺)の整形で見栄えが決まる」と笑顔で話した。

 屋根は幅約5メートル、奥行き約6メートル。カンプーと呼ばれる部分は約2メートル。かやは長さ約1・7メートル、約5~10キロの束を約350束使う。

 県内各地の稲作農家にみられる穀物貯蔵用の高倉は、通風を良くし湿気を除くために床をネズミの害から守る工夫もされている。市我部祖河にも残っていて、いずれも市の民俗文化財に指定されている。

 1989年に修復後、屋根だけのふき替えは2013年に次いで2度目。24日までの作業を予定している。

 具志堅ひな子学芸員は「作業は順調。完成したら素敵な高倉を見に来てください」と話した。

(玉城学通信員)