「僕の記録を県勢に抜いてほしい。沖縄から五輪を目指して」

大会新記録でゴール後、力を使い切り、肩を抱えられる川内優輝選手

 2時間13分43秒で大会記録を約10分更新したマラソン日本代表の川内優輝さん(27)。沖縄を「マラソン文化が根付く地」と評し、自身の記録を起爆剤に有力選手が出ることへ期待を込めた。

 市民マラソンであっても「全力で走る」と話していた通り、序盤からほぼ独走だった。ゴール後、スタッフが肩を抱えなければ歩けないほどくたくたに疲れきり、苦悶(くもん)の表情で肩で息をする姿が、手抜きなしの激走を物語った。

 「沿道で見る人には、一生に一度の日本代表の走りかもしれないと気合を入れた」と明かし、「途切れない応援が後押ししてくれた。応援も評判通りですごかった」と繰り返した。

 表彰式後は笑顔を絶やさず、ファンとの記念撮影にも気さくに応じた。「ソーキそば、テビチを食べたい」。初めての沖縄の旅を満喫するつもりだ。