沖縄市美里の県道で男性(67)が意識不明の重体となっているひき逃げ事件で、重要参考人とされる米海兵隊員の車両に接触時のものとみられる破損と紛失部品があることが8日、分かった。複数の関係者によると、現場で見つかった車の部品と同じ型。県警は同日までに隊員の車両を押収し鑑定するなど詰めの捜査を進めている。容疑が固まり次第、近く立件する方針。

 事件は4日午前5時ごろ、路上で原付きバイクとともに倒れていた男性が見つかった。現在も意識不明の重体という。当初は単独事故とみられたが、遺留物の発見など捜査の過程でひき逃げの疑いが強まった。

 県警は翌5日、発生前後1時間に現場を走行した数十台の車両を割り出し、すべて調べたという。Yナンバー車は1台で、損傷・紛失箇所が現場で見つかった遺留物の型と一致しているのを確認。憲兵隊と調整し隊員から任意提出を受け、県警が鑑定を続けている。

 県警によると、隊員はこれまで、沖縄署内での複数回にわたる任意の事情聴取に応じている。在沖米海兵隊は「地元捜査当局と緊密に連携している」としながら、隊員の階級などは「捜査中のため」などとし、明らかにしていない。