琉球王が着用した国宝の「玉冠(たまのおかんむり)」など、琉球国に関する資料約200点を一堂に集めた「琉球王国の至宝」展が9日、韓国・ソウルの国立古宮博物館で開幕する。来年2月8日まで、東アジアの中で独自の歴史と文化を築いた琉球国を、韓国の人々に紹介する。

韓国で開幕した「琉球王国の至宝」展の展示風景(園原謙さん撮影)=韓国・ソウルの国立古宮博物館

 展示資料は那覇市歴史博物館、県立博物館・美術館、浦添市美術館、美ら島財団(首里城公園)、東京国立博物館などが貸し出している。王族の衣装や当時の風景を描いた絵、高い技術を伝える漆器など第1級の資料が並び、琉球国の文化を伝える。

 8日は同館で開会式があり、人間国宝の照喜名朝一さんが「かぎやで風節」「仲風節」を演奏し祝った。展示を見た浦添市美術館の宮里正子館長は「県内各館から名品がそろい、国立博物館からも普段見られない1級資料が集まった。これほどの展覧会は国内でも見られない。ぜひ県民にも見てほしい」と話した。