翁長雄志沖縄県知事は10日午前、県庁で就任後初の記者会見に臨んだ。知事選で最大の争点となった米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設への対応について、沖縄防衛局の変更申請が「現段階で見ても乱暴だと思う。しっかりと検証したい」と述べ、知事権限を最大限に行使し、移設を阻止する考えをあらためて示した。

就任記者会見で質問に答える翁長雄志知事=10日午前、県庁

 昨年12月の仲井真弘多前知事の埋め立て承認には、承認時にさかのぼって「取り消し」するのが有効と強調し、法律的な瑕疵(かし)を検証する一方、移設反対の民意を得たことを新たな事由とする「撤回」について「専門家と相談しながら良い形でいくなら(取り消しや撤回の)順序は私からするとどちらでもいい」と語った。

 日米両政府との交渉では「衆院解散に意表を突かれた。具体的に動きだすのは年明け」と話した。

 県議会与党系会派の枠組みは昨年1月28日に政府に提出した「建白書」の内容が基本として、「基地問題ではぶれることなくやっていく。それ以外の場面は今、ああだ、こうだとは言えない」と慎重に言葉を選んだ。

 冒頭あいさつでは「ハイサイ、グスーヨーチューガナビラ」と島言葉で切り出し、沖縄経済は日本とアジアのかけ橋となり、躍進する決意をみせた。