相も変わらず「米軍」に走らされている。米兵が銃を持って立てこもったり、酒を飲んで民家に入り込んで寝ていたり、飲酒運転で事故を起こしたり。相当酔っていたと思われる事案もあり、言葉を失う。ついにはひき逃げ容疑まで出てきた

 ▼それなのに、米軍は先に明らかにしていた通りに「リバティー制度」と呼ばれる飲酒制限を9日から緩和した。これまで缶ビール2本程度としていた酒量制限は撤廃。飲酒の時間は「午後10時まで」が「深夜0時まで」へ2時間延びた

 ▼今春の就任以来、桑江朝千夫沖縄市長は街の活性化のために米兵の外出制限緩和を求めてきた。しかし相次ぐ事件・事故に今回の緩和を時期尚早とし、在日米軍沖縄事務所に出向き延期を求めた。ところが米軍に聞く耳はないようだ

 ▼他市町村の首長も地域住民に不安を与える、理解を得られない、などとして批判しているのだが

 ▼基地周辺への経済効果を期待する向きもある。けれどもすぐに米兵が街にあふれるわけではなく、出歩く姿は普段の平日より少し多い程度。周辺飲食店関係者は、冷静に見ている人も多いようだ

 ▼なぜ事件事故が続いているこの時期に、わざわざ緩和するのだろう。その説明すらない。県民の不安を顧みる必要はないということなのか。「良き隣人」が聞いてあきれる。(安里真己)