14日投開票の衆院選を前に沖縄タイムス社は朝日新聞社と6~9日の4日間、県内有権者を対象に沖縄4選挙区で電話調査を実施し、取材で得た情報を加味して総合的に情勢を探った。1区は共産前職の赤嶺政賢氏(66)と自民前職の国場幸之助氏(41)=公明推薦=の接戦となり、維新元職の下地幹郎氏(53)は厳しい戦い。2区は社民前職の照屋寛徳氏(69)が優勢で、自民前職の宮崎政久氏(49)=公明推薦=は苦しい展開。3区は生活前職の玉城デニー氏(55)が優位に立ち、自民前職の比嘉奈津美氏(56)=公明推薦=は支持の広がりが見られない。4区は無所属新人の仲里利信氏(77)がやや先行し、自民前職の西銘恒三郎氏(60)=公明推薦=が追う。

 調査段階では4割超の有権者が態度を明らかにしておらず、投票日までに情勢は変化する可能性がある。

 選挙戦は11日から三日攻防に入り、各陣営が集票のラストスパートに入る。

 1区は赤嶺氏が共産、社民の支持層をまとめ、無党派層の半数近くに浸透している。国場氏は自民支持層の7割と公明支持層の多くを固めているが、無党派層の支持は2割にとどまっている。下地氏は維新と生活の各支持層が厚く、無党派層も一定取り込んでいる。

 2区は照屋氏が社民、民主、維新、共産、生活の各支持層の大部分に浸透。宮崎氏は自民支持層を固めたが無党派層に広がりを欠いている。

 3区は玉城氏が生活をはじめ民主、維新、共産、社民の各支持層をまとめ、無党派層も約8割が支持。比嘉氏は自民、公明支持層以外への浸透が進んでいない。

 4区は仲里氏が無党派層の6割の支持を集め、社民支持層にも浸透する。西銘氏は自民支持層の大半をまとめたが、無党派層の支持は広がっていない。

 【調査の方法】  

 県内有権者を対象に1~3区は8、9の両日、4区は6、7の両日にコンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で実施。目標有効回答数は各区400人。世帯用と判明した番号は2238件、有効回答は計1448人で回答率は65%。選挙区ごとの有効回答数と回答率は1区374人、68%▽2区322人、68%▽3区360人、64%▽4区392人、61%。