JAおきなわ(砂川博紀理事長)が、西表島などで栽培されている米の品種「ミルキーサマー」の、農林水産相が設定する産地品種銘柄の取得に向けて取り組んでいる。JAS法に基づき、容器や包装で「沖縄産・ミルキーサマー」などと産地と品種が表示できることから販路拡大につながると期待されている。

 JAは10月31日付で農水相に申請し、来年4月に設定される見込み。10日、那覇第2地方合同庁舎で設定に向けた意見聴取会があり、JAや卸業者、登録検査機関の担当者が意見交換した。

 ミルキーサマーは、コシヒカリを親に独立行政法人作物研究所で育成された品種で、でんぷんの一種、アミロースの含有量が低く、粘り気があり、冷めても硬くなりにくいのが特徴。同じ低アミロースのミルキークイーンよりも収量が多く、2012年には県の奨励品種に選ばれた。

 JAによると、県内の米の生産量は約2500トンで約9割がひとめぼれ。ミルキーサマーは14年産が32トン、3年後には55トンの生産を見込む。