第47回衆院選は14日、投開票される。沖縄1~4区からは現行制度の施行後、最少となる9人が立候補しており、12日間にわたって少数激戦の選挙戦を繰り広げた。普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非が争点になるほか、安倍晋三首相(自民党総裁)の政権運営の信任も問われる。普天間移設をめぐっては、知事選で翁長雄志氏を当選させた「建白書」勢力に属する候補者が全選挙区に出馬しており、「自民現職」対「建白書勢力」の構図も注目される。竹富町は13日、繰り上げ投票を実施した。

 1日現在、県内の選挙人名簿登録者数は111万3178人。

 各候補者は13日夕、県内各地で一斉に打ち上げ式を開き、最後の訴えをした。

 1区は共産前職の赤嶺政賢氏(66)が「衆院選でもオール沖縄の力を発展させ、保革を超えて勝ち抜く」と強調。自民前職の国場幸之助氏(41)=公明推薦=は「経済や医療、福祉の解決には自公体制の維持が不可欠」と訴えた。維新元職の下地幹郎氏(53)は「私の交渉力で辺野古移設の中止・撤回の民意を実現する」と支持を求めた。

 2区は社民前職の照屋寛徳氏(69)が「新基地建設反対を掲げた翁長知事を国政から支える」と県政との連携を強調。自民前職の宮崎政久氏(49)=公明推薦=は「私の政治は保守中道。反対ばかりでは前に進まない。調整力で県民のため働く」との立場を主張した。

 3区は自民前職の比嘉奈津美氏(56)=公明推薦=が「沖縄の経済は進みだしている。国と県民のパイプだと自覚し頑張る」と訴えた。生活前職の玉城デニー氏(55)は「辺野古新基地建設と消費増税に反対の信念を国政でも貫く」と誓った。

 4区は無所属新人の仲里利信氏(77)が「基地問題は保革関係なくオール沖縄が必要だ」と団結を呼び掛け。自民前職の西銘恒三郎氏(60)=公明推薦=は「行動力、交渉力、実現力は誰にも負けない」とアピールした。

■深夜にも大勢判明

 14日に投票が行われ、即日開票される第47回衆院選では、安倍首相の経済政策「アベノミクス」をはじめ、集団的自衛権行使を認める安全保障政策や原発再稼働の是非など日本の針路が問われる。自民党が単独で半数を大きく上回る「1強」体制を継続させるか、民主党など野党が巻き返すかが焦点。14日深夜にも大勢が判明する見通し。15日未明に全議席が確定するとみられる。