選挙で敗れた現職市長が、市議会の一般質問に答弁する-という異例の事態が、10日開会した糸満市議会6月定例会で起こりそうだ。6月市長選となった1980年代から続く「慣例」で、過去には一般質問が極端に減るなど、まちづくり論議が足踏みした。

糸満市議会

 糸満市長選の投開票は1977年まで11月だった。だが、当時の上原重蔵市長が在任中に亡くなり、公職選挙法の定め通り選挙を80年7月に前倒し。84年から投票率アップや経費節約のため、もともと6月投開票だった沖縄県議選に相乗りする「ダブル選挙」が定着した。

 改選時期の変化とともに市長の任期切れも7月となり、投開票から約1カ月の間に6月議会を挟むのも慣例に。今回は17日から一般質問が始まるが「去る人に政治姿勢や政策を尋ねても仕方ない」と、野党市議の1人は質問そのものをするか否か決めていない。(糸満)