【久高泰子通信員】5、6日の夕、パリ日本文化会館で、りんけんバンドのコンサートが開かれた。大太鼓の音が響くにぎやかななんくる節で幕開け。浦風など特有のポップ調で観衆を乗せ、その後、上原知子さんのボーカルで多幸山、唐船ドーイといった伝統的民謡をしみじみと聞かせ、会場を魅了した。最後のカチャーシーは、観客が手ぶりや踊ったりして楽しんだ。

ありがとうの曲に合わせて、手を振る観衆(小林康博氏提供)=パリ日本文化会館

 照屋林賢さん、上原さん、稲福克典さんなど、スタッフを含めて13人が来仏。林賢さんがあいさつの時に、会場いっぱいの280人の観客に聞いたところ「日本に行ったことがある人」は約8割もいた。沖縄の名はほとんどの人が知っていて、行ったことのある人は約3割、数人は沖縄へのリピーターという。

 同公演は林賢さんがプロデュースし、沖縄市で2012年から始まったさまざまなミュージシャンが出演する音のページェント「根音(ニィウトゥ)ウマチー」をアピールする狙いもある。沖縄音楽の原点(根っこ)を見つめ直そうというイベントで、歌って、踊って、演奏して、根っこの音にみんなで感謝し、世界に「沖縄」をアピールしようと実施した。

 同年にもりんけんバンドはパリのライブハウスで、コンサートを開いている。今回の公演は、その時のコンサートを見た同会館の関係者から声が掛かったことで実現した。りんけんバンドのフランス公演は、同年以来3度目。