JAおきなわ山羊(やぎ)生産振興協議会(仲里政和会長)は15日、糸満市の南部家畜市場で講習会を開き、琉球大学農学部の砂川勝徳教授が「収益性の高い山羊の生産について」をテーマに講演した。砂川教授は「大型種との効果的な交配で肉の量と質を向上させ、肥育・衛生管理を徹底することが必要」などと述べ、沖縄に適した品種と生産技術の確立が重要との認識を示した。

砂川勝徳教授

 砂川教授は県内で主流のザーネン種に、大型のヌビアン種を掛け合わせるなど品種改良の事例を紹介。「競りで評価の対象となる体重や体長、胸幅などが改善する。さらに肉付きが良いボア種を交配すれば、いい成果が得られる可能性がある」と述べた。

 また、低コストな飼料としてビールや豆腐を作った後の搾りかすを利用する農家が多いものの、偏ると、成長に必要な栄養分が不足する点も指摘。「生草を与えるなど、定期的にミネラルやビタミンを補給しなければ病気を引き起こす。配合飼料も肉質の改善につながる」と説明。高温多湿な沖縄では、寄生虫の予防・対策など衛生管理が不可欠とも指摘した。