沖縄タイムス社は15日、衆院選沖縄選挙区と比例区の当選者7人を那覇市久茂地の本社に招き座談会を開いた。知事選に引き続き辺野古新基地建設に反対の民意が出たことについて、7氏全員が「重く受け止める必要がある」との認識を示した。一方、普天間問題の解決法や消費増税の賛否では選挙区で当選した「建白書」勢力の4氏と、比例区で当選した自民前職の3氏で意見が分かれた。

国政での活躍を誓い合う当選者=15日午前、那覇市・沖縄タイムス社

 共産前職の赤嶺政賢氏(66)は「日米両政府は辺野古移設を撤回すべきだ。民意を無視すれば日本の民主主義が問われる。国会論戦で民意と政府の矛盾を追及する」との考えを示した。

 社民前職の照屋寛徳氏(69)は「民意を尊重することは民主主義のいろは。県民の基地負担は限界で、自民党国会議員は覚悟を持って民意に応えなければならない」と注文を付けた。

 生活前職の玉城デニー氏(55)は「普天間から辺野古に移すのは危険性のスライドでしかない」とし、辺野古反対の選挙結果を世界に発信する必要性を強調。無所属新人の仲里利信氏(77)は「危険のたらい回しではいけない。辺野古に基地は造らせない」との考えを示し、国際世論に訴えるべきだとした。

 一方、自民前職の比嘉奈津美氏(56)は「相手がある話で簡単には進まない。危険性除去を短期間で考えれば(辺野古移設も)残すべきだ」と主張した。

 自民前職の国場幸之助氏(41)は選挙結果を「基地問題で有権者の不満が爆発した」との見方を示し「一日も早い危険性除去のための全ての解決策を追求する」とした。自民前職の宮崎政久氏(49)は「危険性の除去へ最も確実な方法を選択しなければならない」とした。

 ■おことわり 西銘恒三郎氏は「あいさつ回りを優先する」、下地幹郎氏は「体調不良」との理由で座談会を欠席しました。