12日の名護市議会一般質問で、大城松健市議が「所感に代えて」と、クラシックギターを披露した。市議会事務局によると、定例会100回記念で休憩中の三線演奏はあるが、質問時間での演奏は初めて。一般質問に取り決めはないというが、屋比久稔議長が各会派に了解を取った上で許可した。

一般質問でクラシックギターを演奏する大城松健市議(中央)=名護市議会

 曲はスペインのギター曲の「ラグリマ(涙)」。大城氏はギター歴45年。「言葉も大事だが、思いを掛けてきた音楽を通して伝えたかった」。うれしいときや悲しいときに涙を流さない人もいるが、「涙という、人への思いやる心を忘れてはいけない」と選曲理由を語った。

 市政に対する質疑が飛び交う議場が、この時だけは約3分間の“ホール”と化して、当局も議員も聞き入った。演奏中、同僚議員がカメラ撮影し、終了時には「アンコール」の声も。屋比久議長は「彼はその道のプロ。市民に開かれた議会としてもよかったのでは」と、演奏に満足そうだった。(名護)