急速に発達した低気圧の影響で、日本列島では台風のような激しい吹雪が吹き荒れ、高潮も発生した。被害が出ていて心配だ

 ▼その余波で県内でも12月にしては珍しいほど冷え込んだ。気象庁が11月に発表した3カ月予報では、この冬は暖冬傾向とあったので少し気を緩めてしまっていた。あわてて防寒着を引っ張り出したが、それでも寒さに、肩が凝るほど体が縮こまる。22日の冬至は目前、トゥンジービーサ(冬至寒)と言っていいのだろう

 ▼この日を境に、どんどん昼が長くなっていくことから、言い伝えではこの日太陽が生まれ変わるという

 ▼「冬至正月」「初冬至」などとも呼ばれ、季節の移ろいに一つの区切りをつける日になる。ジューシー(炊き込み飯)を食べて、健康や幸せを願う家庭も多かろう

 ▼中城城跡では冬至恒例になった「わかてだ(若い太陽)を見る集い」が日曜日の21日に開かれる。午前7時12分ごろ、中城湾の向こう、久高島と津堅島の間から若い太陽が昇る。暗いうちから訪れて日の出を拝む人は、年々増えているという

 ▼縮こまった体を朝日の中で伸ばして、太陽のエネルギーを受け取ってみようか。選挙は終わったが社会は、ますます激しく動きそうだ。どんな方向に動いていくのか見通せないけれど、真偽を見極める力を蓄えたい。(安里真己)