【石垣】石垣島製糖(加納成浩社長)の製糖開始式が17日、石垣市名蔵の工場で行われた。昨年より収量増が見込めるとあって、トラックの荷台いっぱいに積まれたサトウキビが次々と搬入された。

一括交付金で導入した集中脱葉機に見入る生産者や製糖関係者ら=石垣市名蔵、石垣島製糖

 今期、石垣島では台風被害が少なく、夏場には原料生産量8万トンを見越していたが、その後の少雨で生育が停滞。それでも前期を約4千トン上回る7万5734トンを見込む。甘しゃ糖度も14・62度と比較的高い。

 工場は一括交付金で最新の集中脱葉設備を導入。これまで分別が難しかったぬれた葉も分離でき、石や土の除去効率もアップする。

 加納社長は「新設備の導入で歩留まりアップが期待できる。精いっぱい努力している生産農家に還元したい」と語った。

 操業は来年3月27日までの101日間を予定。期間中は工場の煙突から砂糖を製造する白い煙がたなびき、周囲は甘い香りに包まれる。