翁長雄志知事は18日午前、沖縄防衛局の井上一徳局長や、在沖米軍トップのジョン・ウィスラー四軍調整官らを就任のあいさつで訪ね、「名護市辺野古の新基地建設反対は沖縄の民意」と伝えた。また、米軍普天間飛行場の早期返還を実現するよう求めた。就任後、政府機関や米軍に辺野古反対の意向を説明したのは初めて。来週にも上京し、安倍晋三首相や関係閣僚との面談を調整しており、選挙で示された民意を背に、働き掛けを強める。

 翁長知事は嘉手納町の沖縄防衛局で井上氏、キャンプ瑞慶覧でウィスラー氏、浦添市の在沖米総領事館でアルフレッド・マグルビー総領事、那覇市の外務省沖縄事務所で高田稔久沖縄担当大使と各10分ほど会談したという。翁長氏は、11月の知事選で「辺野古反対」を掲げて当選したほか、1月の名護市長選、9月の同市議選、12月の衆院選でも同様の結果が示されていることから、沖縄の民意を尊重するよう要請した。井上氏らは「しっかりと承った」などと答えたという。翁長氏は「私も民意で選ばれたので、意見交換しながらやっていきたい」と話した。

 一方、翁長氏は年内に上京し、政府・与党幹部にもこうした考えを伝える考えだ。ただ、24日開会の特別国会や、30日予定の自民党税制改正大綱の取りまとめなどの政治日程が山積しており、スケジュールは流動的だ。