沖縄県内海運業最大手の琉球海運(那覇市、山城博美社長)、世界最大級の外航船社の商船三井(東京、武藤光一社長)、商船三井の沖縄地区代理店オゥ・ティ・ケイ(那覇市、内間耕社長)の3社は18日、那覇港を拠点としたコンテナ輸出入の拡大を目指し、業務提携すると発表した。琉球海運の台湾航路と商船三井の世界的な輸送ネットワークを台湾(高雄港)で接続させ、高雄港をハブに沖縄発・経由の新たな物流網を構築。輸送エリアの拡大・多様化、物流コストの低減、所要時間の短縮で荷主の利便性を高め、潜在需要を掘り起こす。

業務提携を発表した(左から)琉球海運の宮城茂専務、山城博美社長、商船三井グループ・MOL JAPANマネージャーの加瀬崇氏、臼井香織氏、オゥ・ティ・ケイの米澤敬司営業部長=沖縄県庁記者会見室

 3社によると、県内の海運業者が主体的に国際航路の接続に取り組む「沖縄主導型」のサービス提供は初めて。12日には香港向けに20フィートコンテナを初出荷した。商船三井と地方海運会社の提携も井本商運(神戸市)に次ぎ2例目。

 琉球海運の台湾航路は那覇を拠点に1週間で福岡や鹿児島、石垣、宮古を経由するルート。那覇を毎週金曜日に出港し、2日後には高雄に到着。商船三井は高雄から世界各都市につながる11航路を持ち、高雄後の寄港地からトランシップ(積み替え)の組み合わせで約90航路、世界各地にアクセスできるという。