浦添署が今月から路上寝をした人に、その様子を撮影したポラロイド写真付きのイエローカードを本人に渡している。年末年始は、飲酒の機会も増える。発案した交通課の高嶺敏光課長は「自分がどれだけ危険な状態だったかを知ってもらい、自分の命を守ってほしい」と期待する。一方で、沖縄人権協会は「撮影すること自体が問題。酔っ払っているからといって勝手に写真を撮るのはプライバシーの侵害だ」と指摘する。

警察関係者の見本写真が入った路上寝イエローカード=18日、浦添署

 同署管内の路上寝の通報件数は11月末現在782件で、前年同期比で72件増加。通報は午前0時ごろから4時ごろまで続く。20代女性も増え、性犯罪に巻き込まれる危険性も。今月12日にカードの配布を始め、6日間ですでに20枚を超えた。

 路上寝は道路交通法で「道路における禁止行為」として5万円以下の罰金を科すと定めている。同署は「写真は危険を知らせるためのもので、プライバシーに配慮し、顔が写らないように撮影する」としているが、沖縄人権協会事務局長の永吉盛元弁護士は「効果が上がることを目的としているかもしれないが、酔っ払っているからといって勝手に写真を撮るのはおかしい。警察の認識が問われる」と話した。