【横浜市で伊禮健】横浜市の日本新聞博物館で10月25日から開かれている石川文洋さんの写真展「ベトナム戦争と沖縄の基地」(主催・同博物館、沖縄タイムス社)が21日、閉幕した。

石川文洋さんが取材したベトナム戦争の写真に見入る来場者=21日午後、横浜市の日本新聞博物館

 ベトナム戦争終結から来年で40年を迎えるのに伴う企画で、期間中約9300人が来場。大勢の観客が沖縄県出身の報道カメラマンの石川さんが取材したベトナム戦争の最前線や、今も枯れ葉剤で苦しむ人々、基地問題に揺れる沖縄の写真に見入った。

 横浜市の森岡暁子さん(70)は、大学生のときにベトナム戦争があった。毎晩のように反戦について論議したという。「このような写真展を各地で開いてほしい。戦争が人格を変えてしまう。沖縄の基地負担を本土も引き受け、何とかしたい気持ち」。石川さんの写真が訴える力に、あらためて平和の意義を考えさせられたと話した。