【浦添】県内の野球少年や児童養護施設に通う子どもたち約80人にサンゴの苗作りを体験してもらうイベントが13日、浦添市牧港の沖電開発水産養殖研究センターであった。苗は台座にくっつくまで水槽内で育て、約半年後、沖縄コンベンションセンター沖の浅瀬に水中接着剤で植え付ける。サンゴ礁の再生を目指すオリックスグループの主催で、2008年以降8回目。

サンゴの苗を作る野球少年=13日、沖電開発水産養殖研究センター

 浦城ファイターズのメンバーは15人が参加した。銘苅千洋(ちひろ)君(11)はサンゴのにおいに「くさっ。塩が濃くなったみたいな」と驚き、翁長将太郎君(13)と顔をしかめた。

 新里琉雅君(10)と城間和志君(8)のペアは、苗にする枝状サンゴの先端をペンチで恐る恐る切り取った。

 「思ったより硬いな」とつぶやいたのは田港朝陽君(12)と安里晃紀君(12)。金城幸平君(9)と池原諒君(10)は台座を次々手に取ってサンゴの枝をくくり付け、城間辰志君(10)は「俺15個も作った」と満足げだった。

 苗作りの後は、現在残っているサンゴは約50年前に比べて5~8%にすぎないことや、海水温が高くなるとサンゴから褐虫藻が抜けて白化してしまうことを学んだ。オリックス球団のグッズがもらえるクイズもあった。