イルミネーションが沖縄こどもの国など各地で鮮やかにきらめいている。きょうはクリスマス。スーパーや街の店舗では書き入れ時を迎え、飾り付けも一段と華やかに、目移りするほどの品が並んだ

▼一番喜んでもらえるプレゼントは何だろう、何が相手にふさわしいのか、いっそ手作りにしようか-悩ましい思いをした人も多かったのではなかろうか

▼相手の喜ぶ顔を想像すると浮き立つのは、物だけでなく気持ちも届けるからだ。それも平和で環境が整っていればこそ。一方、プレゼントをしたい、欲しいと思っても、かなわない人もいる

▼7日付子ども新聞「ワラビー」で紹介された絵本「プレゼントの木」(いもとようこ作・絵、金の星社)がある。見知らぬ子へ贈り物をしたくなったくまぼうやの、ほのぼのとしたお話

▼クリスマスの時期に人が集まる所に設置したツリーに、プレゼントがもらえない子たちの希望を書いてつるしておくと、したい人が贈り物をするアメリカの習慣が土台になっているらしい

▼気軽にできるボランティアの形に感心し、うらやましくもある。本当は、そんな貧しさや隣に誰もいない寂しさを社会からなくす努力をすべきなのだ。でも今は、知らない誰かに思いをはせ、行動するきっかけが身近にあることが必要なのかもしれない。(安里真己)