【伊是名】来年迎える尚円王生誕600年を前に、伊是名村は15日、村仲田の尚円王通水節(かいみじぶし)公園内に建立した「尚円王乗馬像」の除幕式を開いた。村民や関係者ら約50人が参加し、像の完成を祝った。

来年の生誕600年を記念して建てられた「尚円王乗馬像」=伊是名村・尚円王通水節公園

 尚円王は第二尚氏王統の初代国王。像は、諸見に住んでいた20歳ごろの松金(尚円王)が、勢理客に住んでいた彼女のところから帰る姿を表したもので、公園内には恋心を歌った歌碑も建てられている。

 前田政義村長は「尚円王が島の誇りであり、島の発展のためにこれからも王の出身の地として、多くの人に伝えていきたい」とあいさつ。

 像を制作した村出身の版画家、名嘉睦念さんは「彼女に会いに行った帰りの道のりで、愛しい人への思いを心に残し、立ち止まって振り返るせつない心情を表現した」と説明。「馬を巧みに乗りこなす主人と、共に誇りを持って歩く馬の雄姿を感じ取ってもらいたい」と熱く話した。 (末吉雅枝通信員)