米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄県土木建築部は26日、沖縄防衛局が9月に提出した設計概要変更申請の一部を公開した。変更申請で中仕切護岸を追加することで、辺野古崎南側の一部を先行して埋め立て土砂運搬に使用することが明記されている。先行埋め立ては本体工事の開始から1年4カ月目に始まり、約3週間で終了する計画。

変更申請で示された先行埋め立て地

 防衛局は名護市の許可が必要な市管理の辺野古漁港を埋め立て、ブロックなどを仮置きする作業ヤードとして使用する考えだが、建設に反対する市から許可を得られる見通しが立っていない。市の許可が得られなかった場合を想定し、代替の作業ヤードを確保する狙いがあるとみられる。

 新たに追加された中仕切護岸は278メートルで、本体工事開始から3カ月目に着手し約1カ月半で設置。その後、他の護岸とともに囲んだ海域を先行して埋め立てる。変更申請では「土砂運搬経路への移行を効率的に行うため先行して埋め立てる」と記述している。