新潟市の画家、竹井友輝さん(30)が26日から「歩いて読むマンガ」の全国巡回展を那覇市の沖縄県立博物館・美術館で開いている。エアブラシでベニヤ板に塗料を吹き付けたモノクロ絵巻が、30メートル近く続く。28日まで、入場無料。

「歩いて読むマンガ」の展示会を開いている竹井友輝さん=26日、那覇市の県立博物館・美術館

 ベニヤ板は高さ約1・8メートルあり、さらにコマや擬音を別の板に描いて打ち付けているため、2メートル近いものも。タイトルにある「マザコン王国 ファザコン帝国」の抗争と和解を40枚にわたって描く。テーマは「家族愛」。立体的に、詳細に描き込まれた絵柄の迫力に、引き込まれるように会場をのぞく人が初日から続出した。

 竹井さんは「マンガは携帯電話でも読める時代だが、全身を使って読んでもらう新しい形を作りたい。美術品として、絵画と同じ扱いになれば」と願う。

 ワンボックス車に作品を詰め込み、初めて全国を巡回した。ことし3月の群馬を皮切りに沖縄が46都道府県目で、残すは故郷の新潟だけだ。「沖縄が暖かすぎて、新潟に帰る時が心配。雪道も走れるか…」と笑った。