年中、ダイエットと向き合う身に、最大警報が発令されるこの季節。痩せグッズが並ぶ量販店で「エアなわとび」なるものを見つけた。持ち手だけで縄はなし。「二重跳び」「交差跳び」などの難技で足が絡むこともない

 ▼昔は「大波小波」という縄跳び遊びもよくやった。2人で縄を揺らし、大波に見立てて、ぐるっと頭上を一回しする。跳ぶ方は、縄に捕らわれないようにと一生懸命ジャンプした

 ▼ロープの波間をくぐる機会はなくなったものの、今年のやんばるの1年は、大波の連続だった。1月の名護市長選挙から12月の衆議院選挙まで、辺野古への新基地建設をめぐって荒波に翻弄(ほんろう)されたがひとまず静かな年末がやってきた

 ▼基地建設反対を掲げた名護市長の当選を皮切りに、県内世論の雰囲気も少しずつ変化してきた。地元の声を顧みない政府の強行にあきれ、それぞれの意思をしっかり示すことの大切さをあらためて確認することになった

 ▼辺野古の浜では、基地建設に反対する人々が、闘いに明け暮れた1年の疲れを吹き飛ばそうと年末の宴会を予定している。それこそ「いい正月」が迎えられる、と皆で胸をなで下ろす

 ▼来年は、どんな波が押し寄せるのだろうか。立ち向かい、時に上手に乗りこなす体力を付けるためにも、縄跳びダイエットが必要かもしれない。(儀間多美子)