太陽光発電システムの販売業や園芸業など7社は、太陽光発電パネルと自動かん水機材、つり下げタイプのプランターなどを組み合わせて、街路や公園を季節の花々で植栽する「自動灌水ハンギングフラワーシステム(レキオフラポール)」を開発した。太陽光発電で蓄えた電気でかん水システムを動かし、自動でプランターに水を送る仕組み。管理の省力化に加え、環境美化や沖縄観光のイメージアップをアピールし、普及につなげる考えだ。

レキオフラワーポール(後方)をアピールする県ウエルカムフラワー事業協同組合の榮政則理事長(左から4人目)ら=那覇市内

 26日には、7社の代表が発起人となり、県ウエルカムフラワー事業協同組合(榮政則理事長)を設立。レキオフラワーポールの普及や苗の供給、関連資材の共同販売・受注などに取り組む。プランターをつり下げる「ハンギングフラワー」はヨーロッパなどで歴史があり、街の景観づくりに活用されている。組合のメンバーは年間通して花が咲く温暖な気候、観光振興への活用をイメージし、県内での普及方法を検討してきた。太陽光発電と自動かん水を連動させる独自のシステムを考案し、特許出願中だ。

 レキオフラポールは、太陽光パネルまでの高さが3・5~4・5メートル、プランターの位置も調整できる。基礎部分に約60リットルの給水タンクを備え、約10日分のかん水に対応。6つあるプランターは取り外し可能で季節ごとの花に入れ替えられる。鉄製の支柱は風速60メートルに耐えられる設計。電源が確保されているので、夜間は外灯としても利用できる。

 価格は設置工事代込みで約75万円、花の取り換えやタンクへの給水などの管理費は月2万円前後を想定。太陽光システム販売のイーゴス社長も務める榮理事長は「ポールに企業広告を掲示すれば管理費を捻出できる。複数の自治体が興味を示しており、県内での採用を足掛かりに、沖縄発の技術を世界に広めたい」と話している。