米軍北部訓練場内でヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設を進める防衛省が、工事車両の出入り口となる県道70号沿いの路側帯の日米共同使用を解除し、米軍専用に戻す手続きを始めたことが30日までに分かった。建設予定地は東村高江の集落に近く、反対する住民らが路側帯に車を止め、テントを張って出入り口を封鎖している。路側帯に車や人の立ち入りを制限することで、開始が遅れている「N1地区」の二つのヘリパッド工事を1月中にも着手する見通しだ。(政経部・福元大輔、篠原知恵)

 関係者によると、防衛省と米軍が調整し、米軍はすでに国有林を管理する林野庁へ日米共同使用を解除すると通知した。林野庁は今後、路側帯を使用する県へ届け出る。日米合同委員会の合意や県の許可、同意を得る必要はなく、手続きは終了するという。

 路側帯は県道70号から「N1地区」のヘリパッド建設予定地につながる林道の出入り口にある。幅2~3メートル、長さ数十メートルを日米共同使用から米軍専用に切り替えるほか、ゲートの新設を検討している。