米軍基地問題をめぐり、激動の1年だった2014年がもうすぐ暮れる。名護市辺野古への新基地建設に反対を訴えた稲嶺進名護市長が再選、県知事選挙で翁長雄志知事が誕生。さらに衆院選沖縄選挙区では「建白書」勢力が全員当選し、民意ははっきりと示された。

キャンプ・シュワブのゲート前を通行人が通り過ぎる。反対派市民らと警官隊が幾度となく衝突したが、27日以降は集会もなく閑散としていた=30日午後6時半ごろ、名護市辺野古(国吉聡志撮影)

 しかし、政府の強行姿勢は変わらず、辺野古の闘いは年明け以降も続く。

 米軍キャンプ・シュワブ周辺の風景は一変した。政府は8月、海上作業を開始。反対する市民らも海やゲート前で監視、抗議活動を本格化。海にはフロート(浮具)や監視船が浮かび、ゲート前には山型鉄板やバリケードが設置され、海保や県警と市民らが対峙(たいじ)した。作業が中断し正月休みに入った27日以降、ゲート前にはつかの間の静けさが訪れている。

 来年は戦後70年。米軍基地の過重負担解消を求める声が日米両政府に届くのか。2015年が間もなく明ける。