【郷田まみ通信員】12月6日、イトゥサインゴ市のうるま園で第12回沖縄祭りが開催され、約6千人の来場者が祭りを楽しんだ。昨年10月に沖縄から海を渡りはるばるやって来た読谷村出身の彫刻家、金城実氏による大型のシーサーが来場者を温かく歓迎していた。

午前0時過ぎのフィナーレを飾る琉球國祭り太鼓のメンバーと盛り上がる観客=イトゥサインゴ市のうるま園

 出店には、おなじみの沖縄連合会婦人会の手作り弁当や、たこやき、すし、焼きそばなどの日本料理から、チョリパンやハンバーガーなどの定番イベント料理までが出そろい、あふれる活気が会場の雰囲気をいっそう盛り上げていた。

 午後8時前、ステージ前で夢海渡太鼓の太鼓演奏が行われ、祭りは壮大な幕開け。主賓席には水上正史駐アルゼンチン日本国大使夫妻、吉村一之領事、JICAアルゼンチン武田浩幸所長、JICAアルゼンチン小野由美コーディネーター、このほど秋の叙勲旭日単光章を受章した屋宜宣太郎氏、沖縄連合会屋宜宣順会長らの顔ぶれがあった。

 アルゼンチン夢海渡太鼓は、来日中で沖縄出身の太鼓アーティストの知念秀人さんを招き演奏。大地の上に勇ましくリズミカルに響く太鼓の音に、沖縄祭りが始まった。太鼓、盆踊り、ロックンロールと多種多様な演目の中、特に注目を浴びたのは若手琉球ポップバンドの『酒じょーぐー』だった。海を渡ってアルゼンチンにやって来た先代の沖縄人に対する敬意から琉球音楽を伝えようと結成したバンド。大空に響く美しい声と三線の音色に、まるで沖縄の海岸の音楽祭にでも来ているかのような感覚。プロも脱帽の歌唱力で会場全体をとりこにし、アンコールにも応えた。

 盆踊りや太鼓の音色が響く中、午前0時を回ったころ、フィナーレを飾る琉球國祭り太鼓の約100人のメンバーが登場。今回は、ブエノスアイレス支部、フロレンシオ・バレラ支部、そしてコルドバ支部のメンバーがそろって参加した。最後に沖縄祭りの大目玉で一等賞はトヨタのエティオス車が当たる抽選会が行われ、当選者が舞台の上で紹介され、盛大な拍手で祝福を受けた。