【ルイス高江洲佳代子通信員】県人会員や家族、ゲストら約150人が12月20日、アトランタ市郊外のコミュニティー・センターで忘年会とクリスマスの集いをもった。

日本で人気の「妖怪体操」や「サンタはいるの?」など日本の音楽でダンスを楽しむ子どもたち=アトランタ市郊外のベン・ロバートソン・コミュニティセンター

 それぞれが腕を競った1品料理を持ち寄り、アメリカ南部の伝統の正月料理もそろい、沖縄の話題で交流も深まる。金城由美子会長(61)は子供たちが喜ぶプログラムを企画。エイサー隊員が子供たちをリードして「妖怪体操」やダンスを楽しんだ後、ミセス・サンタの衣装で又吉ツル子さん(75)、ミスター・サンタ役はツル子さんの次男のデビッドさん(47)が、胸をワクワクさせて並ぶ子供たちへゲーム類などのプレゼントを手渡した。わが子の笑顔とサンタをカメラに収めたいと、親も体を乗り出す。

 ツル子さんは、30年前に当時の西銘順治沖縄県知事訪米団の一行がワシントンDCでの基地問題要請を終えて帰国の途中、アトランタに立ち寄った時のことを回想。沖縄出身の女性たちが集まり一行を歓迎し、米国人の夫を伴い、ウチナー料理を持ち寄ったホームパーティーをしたことが、きっかけで、県人会組織が誕生したことを語った。

 沖縄県はアトランタが「世界のウチナーンチュ大会の発祥地」と位置付けているとして、「次世代にも沖縄の心を継承してほしいと願っているところ、今日は多くの子供たちも来てくれた」とうれしそう。

 ハワイ2世の城間エイミーさん(82)は娘と12歳のひ孫を同伴して参加。1918年、当時19歳の父親が玉城村からハワイへ移民。同じ村の母とは写真見合いで結ばれ息子4人、娘3人が生まれた。自分もハワイ大に入学するまでそこで過ごしたと自己紹介。大人たちの沖縄の方言、料理、三線、お酒、沖縄伝統行事などでの交流が大変懐かしく、パーティーに参加して当時を思い出したという。

 「娘とひ孫にも私のルーツを知ってほしい。次回の交流会にはホノルルに住む姉も招待したい」とアトランタに沖縄県系人と「こころ」が触れ合える場があることを喜ぶ。

 県人会長の由美子さんは「多くの文化行事、教育関係などのイベントへの参加で、アトランタ沖縄県人会は北米東部での存在感が高まっている」として、ボランティアで奉仕してくれる会員へ感謝。「2015年8月に会の30周年式典が計画されている。これからも沖縄の文化を県系の次世代、また、広くアメリカにも広めたい」とあいさつした。