【小橋川慧通信員】トロント市内の居酒屋「りょう次」(上地耕太店長)で12月12日、忘年会が催された。沖縄の若者と友人30人が、りょう次特製の「足テビチとソーキの煮込み風鍋」などの味覚を堪能し、しばしトロントの冬の寒さを忘れて、深夜までにぎやかに交流を楽しんだ。

沖縄料理を交えてにぎやかに交流を楽しむ沖縄出身の若者ら=トロント市内の居酒屋「りょう次」

 「英会話を上達させたい」と真和志高校時代から思っていたという大城久美子さん(26)=那覇市=は、高校卒業後5年間働いてワーキングホリデー・ビザで、9月に来加した。トロント市内のカレッジの英語のクラスにいる。

 新垣萌さん(27)=西原町=も、英語好きの父親の影響もあって、「英会話の上達、海外生活の体験」は知念高校生の時からの目標だったらしい。学生ビザで2012年7月に来加。語学学校で学びながら、ホームステイ。ワーホリ・ビザに切り替えてコーヒー・ショップで働く。「英会話の上達」を来加の目的に挙げた大城さんと新垣萌さん間の会話は、英語だった。多くの沖縄からの若者同様に、2人はトロントで初めて知り合ったという。

 ネットや留学エージェント以外の方法で来加したのが糸満市の新垣倫子さん(20)。那覇西高校出身の倫子さんは現在北九州市の九州女子大学に在学中。4月以来、英語の研修生として、サスカチワン州のレジャイナ大学(R大)に在籍している。九州女子大とR大とは姉妹校の関係で、語学留学制度が確立。ただ、これまでは3週間といった短期留学だったが、倫子さんのケースは1年間という初めての長期研修。「初めてのケースなので良い成果を残したい」と語った。倫子さんは、将来小学校教員を希望している。

 りょう次の玉城料理長(40)は「英語学習以外にも『プロのダンサーに』という目的を持った人もいる。1年半の間に、100人近い沖縄からの若者に接したが、『働いてためた自分の金でカナダに』というケースは多い」という。