【名護】子孫繁栄を願う字久志の伝統行事「ドウドイ」が3日、集落内であった。2人目の誕生を望む山城利樹さん(23)を乗せた木馬を担ぎ、区民が「ドウドイ、ドウドイ」と声を上げながら、久志乃若按司の墓から久志公民館までの約500メートルを練り歩いた。

「ドウドイ」と声を上げながら、木馬に山城さんを乗せて練り歩く参加者=3日、名護市久志

 川や古井戸を巡拝し、区民の健康を祈願する「カーウガミ(川拝み)」の一環。毎年1月3日の恒例行事だが、起源は分かっていないという。

 山城さんは菜美さん(21)と結婚し、凜ちゃん(5カ月)を授かったが、「2人目は男の子がほしい」と騎乗を決意。アダンの木を十字型に組んで作られた木馬にまたがり、上下に揺さぶられる度にもん絶の表情を浮かべたが、「痛かったけど、みなさんに願ってもらえてうれしい。来年にはもう一人増えていると思うので、子どものために頑張っていきたい」と話した。

 地域の歴史に詳しい宮里健一郎さん(73)は「95年ほど前に書かれた本にはこの行事はほとんど見られなくなったとあるが、久志では形は変わっているが残っている。この行事を大事にしていきたい」と語った。