2015年の青果初競りが5日早朝、浦添市伊奈武瀬の県中央卸売市場であり、主要品目のキャベツやレタスなど県内外産野菜と果実が243トン入荷し、前年並みだった。1キロ当たりの平均価格は前年比12%減だったが、平年の200~220円に近い219円となった。
県外産野菜の入荷量は前年比15%増の70トン。冬場の鍋商材として需要がある白菜や大根の出荷が好調だった。
県内産キャベツは10月の台風襲来後、植え替えが好調で前年比26%増の53トンだった。
1キロ当たりの価格は前年比でインゲンが28%下がり472円、レタスは18%上昇し253円。
初競り式で沖縄協同青果の名嘉重則社長は「農業の生産振興と市場関係業者の発展のため、役職員一丸となって使命を果たす」と新年の抱負を述べた。