2014年の米軍人・軍属などの刑法犯摘発件数は前年比3件・11人減の29件・27人(暫定値)で、前年に続き復帰後最少だったことが9日、沖縄県警のまとめで分かった。また、飲酒運転摘発件数も前年比10件減の38件で、過去10年で最少となった。減少した背景に米軍の綱紀粛正策が一定の役割を果たしたとみられるが、昨年12月に基地外での飲酒制限を大幅緩和した直後に相次いで米兵3人が飲酒絡みで現行犯逮捕されており、基地を抱える自治体などから緩和への疑問の声が強まっている。

米軍人・軍属等の刑法犯と飲酒運転の検挙数の推移

 刑法犯摘発件数の内訳は強姦(ごうかん)などの凶悪犯が1件(前年比1件増)、傷害などの粗暴犯が4件(同1件減)、窃盗犯が15件(同数)などと続いた。

 在日米軍は12年10月に本島中部で発生した2米兵による暴行事件を受け、全国の在日米軍に午後11時~翌日午前5時まで夜間外出禁止令を出した。以降、制限は段階的に緩和され、14年12月の勤務外行動指針「リバティー制度」の一部見直しでは深夜・未明以外の基地外での飲酒を大幅に認めていた。