【石川達也通信員】ブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)による「第40回琉球民謡大会」が5日、サンパウロ市の沖縄県人会館で行われ、46人が自慢ののどを披露した。約200人が会場を埋め、それぞれの美声に聴き入った。

46人がエントリーし日ごろの練習の成果を披露した琉球民謡大会=サンパウロ市

一般グランプリの部で優勝し、トロフィーと賞状を手に笑顔を見せる伊集ジュリアナさん

46人がエントリーし日ごろの練習の成果を披露した琉球民謡大会=サンパウロ市 一般グランプリの部で優勝し、トロフィーと賞状を手に笑顔を見せる伊集ジュリアナさん

 開会式で島袋会長は「琉球民謡はウチナーンチュの絆を強め、人の心をひきつける力を持った大切な文化」とあいさつし、出場者を激励。色鮮やかな琉球着物をまとった出場者らが琉球民謡独特の緩やかな三線の伴奏と共に日ごろの練習の成果を披露した。

 出場者は13歳以下の「チビッ子の部」、13歳以上65歳未満の「一般の部」、65歳以上の「高齢者の部」に分かれ、技量に応じて新人、優秀、最高、グランプリにエントリー。課題曲や自由曲などで美声を競った。

 一般グランプリの部で県系4世の伊集ジュリアナさん(36)が「恋ぬ花」を見事に歌い上げ、優勝を果たした。伊集さんは「かなわぬ恋の切なさを表現できるように、去年から練習してきたのでとてもうれしい」と喜びを語った。

 会場は県系人を中心に多くの人で埋まった。毎年、聴きに足を運んでいるという2世の田港ネルソンさん(79)は「みんな上手で楽しかった。最近は若い人が多くてうれしい。これからも続いてくれれば」と大会を楽しんだ。