琉球大学(大城肇学長)は、2016年4月に教職大学院を開設する方向で準備を進めている。研究者を育てることを主な目的にする従来の大学院教育とは違い、高い専門知識と指導力を備えた現場教員を養成することを目指す。

 昨年12月25日に開かれた県教育庁との定期協議会で構想を説明し、今後の協力を求めた。

 いじめや学力向上など複雑・多様化する教育現場の課題を背景に、教職大学院制度は08年度に創設され、現在は全国の国立・私立25大学に広がっている。

 教科指導や学級経営に関する専門知識を身に付けさせるだけでなく、ベテラン教員を教官に登用したり、教育実習を徹底したりすることを通して、新人の即戦力養成や学校現場のリーダー格育成に重きを置いている。

 標準的な修了年限は2年。現職教員にも門戸を広げるため、大学院によっては短期履修コースや長期在学コースを備えているところもある。

 県教育庁人事課は「どんな連携ができるのかはこれからだが、現職教員の派遣や、教育実習の受け入れ先確保などが考えられる」としている。