【郷田まみ通信員】12月8日、旭日単光章を受章した屋宜宣太郎さん(76)を囲む祝賀会がブエノスアイレスの在亜沖縄県人連合会館で開催された。主催は在亜沖縄県人連合会、在亜宜野座村人会、ボリビア親睦会。沖縄県知事をはじめペルー宜野座村人会、ロサンゼルスの友人、JICAアルゼンチン事務所などからも祝電や祝福の言葉があった。

屋宜宣太郎さん(中央)の叙勲受章を祝って、カチャーシーを踊る県人会関係者ら=在亜沖縄県人連合会館

 屋宜さんは、あいさつでこれまで在亜日系社会の五つの団体で理事を務めたことに触れ「皆さまのご理解と協力のたまもの。70代後半で勲章を受章したが、光栄に思うとともに、私の活動はまだまだ終わらないことを自覚しています」と述べた。推薦した在亜日本人会など各団体に礼を述べ、「この受賞を励みにしていきたい」と感謝した。

 招待客は祝福の乾杯のあと、ステージ上での演芸とともに食事を楽しんだ。テーブルに並んだ沖縄連合会婦人会手作りのすしやおにぎり、餅とともに、パティオで焼かれたアサード(バーベキューの肉)が人々に配られた。ブルサコ日本人会の子供たちの琉球舞踊に始まり、屋宜さんの親族による歌の披露があった。最後に緑の法被を着た宜野座村人会の人々が宜野座音頭を踊ると、宴もたけなわ、屋宜さん夫妻を囲んで多くの参加者が舞台上へと移動し琉球音楽に合わせて踊りを楽しんだ。

 屋宜さんは1975年にコロニア・ラ・カピジャ日本語学校の維持会会長就任し、82年にフロレンシオ・バレーラの日本人会会長に就任している。81年から87年まで在亜日本人会の理事を務めた。

 叙勲伝達式は11月27日、日本大使公邸で行われ、水上正史大使による祝辞のあと、勲記と勲章が手渡された。在亜日系団体連合会の生垣彬会長も日系社会を代表して祝辞を述べ、屋宜氏は企業家としての実績と同時に、日系社会にも大きな貢献をした「日系社会の手本である」と結んだ。