沖縄振興開発金融公庫(譜久山當則理事長)は15日、農業の6次産業化に取り組むクックソニア(名護市、芳野幸雄代表)に無担保無保証で自己資本とみなすことができる資本性ローンなどを活用して2千万円を融資した。

規格外青果物の活用で農家所得の向上を目指す芳野代表(中央)ら=15日、那覇市・沖縄公庫本店

 同社は、気圧を下げて青果物を揚げることができる真空フライヤーの導入費用に充てる。廃棄処分されていた規格外の野菜をチップスとして加工販売し、農家の所得向上につなげる。

 真空フライヤーは気圧の低いところでお湯が100度未満で沸騰する原理を利用し、低い温度で食物を揚げることができる。温度が低いため、素材の組織が壊れにくく、味や香りを残すことができる上、栄養価が高くなるという。

 名護市の6次産業化支援拠点のアグリパークで営業展開している農産物の加工、販売施設「Cookhal(クックハル)」に導入し、5月から稼働する。

 同日、那覇市内の沖縄公庫本店で会見した芳野代表は「ヤンバルならではの食材を使ったスイーツなど付加価値の高い商品を作っていきたい」と述べた。