【豊見城】翔南製糖(仲里源勇社長)は15日、豊見城市長堂の同社工場でさとうきび搬入開始式を開き、2014~15年期の分蜜糖生産を始めた。北中城・宜野湾以南を管内とする同社のサトウキビ生産量は9万679トン、前期比6132トン(7・2%)増を予測。産糖高は同比734トン(7・3%)増の1万700トンと見込んでいる。同日、うるま市の球陽製糖も操業を始め、本島はサトウキビの出荷シーズンを迎えた。

翔南製糖の「さとうきび搬入開始式」で、関係者が今期操業の無事故などを願ってお茶で乾杯した=15日、豊見城市長堂の同社

 仲里社長は「昨年10月の台風19号の塩害が懸念されたが予想以上に回復した。無事故で操業を終えたい」と決意した。3月25日ごろまで70日間、24時間体制で操業する予定。1日当たり1300トンのキビを工場で絞って煮詰め、結晶状の分蜜糖(原料糖)と液体状の糖蜜に分ける。分蜜糖はその後、県内外の工場に送られ、グラニュー糖や三温糖などに精製される。

■球陽製糖も増産へ

 【うるま】本島中北部14市町村のキビを製糖する球陽製糖(うるま市、志良堂勝啓社長)も15日、操業を始めた。今期の生産量は前期比15・5%増の6万5130トン、産糖量は前期比14・9%増の7588トンを見込んでいる。

 生育期後半の昨年10月に台風19号の影響を受けたが、収穫面積の拡大や適度な降雨で前期の生産量を上回った。糖度は12月上旬で13・74度とほぼ平年並み。3月17日までの63日間操業する。製糖開始式がうるま市川田の同社で開かれ、志良堂社長は「農家の努力の結果を無駄にせず、責任を持って製品化していく」とあいさつした。