沖縄県は19日、那覇市のモノレール首里駅と西原町の琉球大学を結ぶ快速バスの運行実験を始めた。モノレールとバスの乗り継ぎで利便性を高め、公共交通機関の利用を進めるのが狙い。7月末まで平日1日当たり、往復45便を首里駅前から琉大北口まで運行する。実験結果を踏まえ、利用者の需要が見込めれば通常運行を目指す考え。

実験運行を開始した県都市モノレール首里駅と琉大間を結ぶ快速バス=19日、那覇市・県都市モノレール首里駅前のバス停

実験運行を開始した県都市モノレール首里駅と琉大間を結ぶ快速バス=19日、那覇市・県都市モノレール首里駅前のバス停

 昨年8、9月に計3回、琉球大学の学生14人と意見を交わし、新設のバス停2カ所を含む10バス停のルートや乗り継ぎ割引50円、時刻表などを決めた。

 快速バスは「333番・首里駅琉大快速線」と命名。スマートフォンなどでバスの位置を確認できるバスロケーションシステムにも対応する。

 乗り継ぎ客の50円割引きは、バスやモノレールの下車時に乗車証明書や割引券を受け取り、首里駅で現金で返金する。

 県の担当者は「ニーズが高ければ通常路線につながり、利用客が増えることで坂田交差点を中心とした渋滞が緩和される」と期待した。

 乗り継ぎ実証実験はモノレール利用の促進事業として県と那覇、浦添両市が費用を負担。2014年度はバス会社への委託料や広報活動費などを含む約700万円を計上している。継続する部分は来年度予算に計上する予定。