まさに、背筋が凍る思いだ。宜野湾市の米軍普天間飛行場所属の攻撃ヘリAH1Wが、合計200キロを超える装備品を訓練中に落とした

▼金属の塊が、機体から外れて空から落ちてくるなんて。実戦なら、近くの味方にも被害を与えかねない。それが、平時に起こるとは。もしも近くに人がいれば、どんな被害が出たことだろう、ゾっとする

▼ミサイル発射のための電気回線の接続ミスか、単に締め付けが緩かったのか、操縦士のミスか、原因は明らかになっていないが、重大な過ちがあったのは間違いない

▼しかも米軍は、装備品を落とした後も、渡名喜島近くの射爆撃場で夜9時ごろまで、訓練を続けたという。すぐさま訓練を中止して、再発しないように全機を点検し、原因を調べるべきだっただろうに。どこまで、県民をないがしろにするのか

▼普天間飛行場では、事故翌日も同型機がタッチ・アンド・ゴーをしていた。変わらず米軍機の音が響くことに、落ち着かぬ周辺住民も多かろう

▼県内では、燃料タンクの落下や1959年に起きた石川・宮森小への墜落、2004年の沖縄国際大への墜落など多くの米軍機事故が発生し続けている。なぜ私たちは、こんな恐怖と不安を味わい続けなければいけないのか。政府首脳が唱える「沖縄の負担軽減」が聞いてあきれる。(安里真己)