陸上の第36回沖縄マスターズ選手権は12日、県総合運動公園陸上競技場で行われ、M25(男子25~29歳)の60メートルで知念玲亜(沖縄市)が年代別の日本新記録となる6秒99で制した。知念は同100メートルとの2冠。

M25の60メートル 6秒99の日本新記録で優勝した知念玲亜=県総合運動公園陸上競技場(長崎健一撮影)

 M45(男子45~49歳)の譜久里武(那覇市)が60メートル、100メートル、200メートル、M40(男子40~44歳)400メートルリレーを制して4冠を達成した。100メートルの11秒48、200メートルの23秒30、リレーの49秒11は県新記録、大会新記録。

 M25砲丸投げで林正一(北谷町)が12メートル94で自身が持つ日本記録を更新。W30(女子30~34歳)400メートルリレーでジーサーティーアスリート(伊波要子、呉屋清香、儀間由紀美、入高島みゆき)が52秒76の日本記録を出した。

■雨の悪条件 貫禄6秒99 スタート修正実る

 マスターズ初参戦の知念玲亜がM25(男子25~29歳)60メートルで6秒99の年代別日本新をたたき出した。雨でレーンがぬれ、雷注意報で1時間の中断と悪条件が重なったが、スタートから集中力を切らさずに駆け抜けた。「6秒台を狙っていたのでまずまず。200メートルが得意なので、60メートルは新鮮だった」と笑顔で語った。

 スタートで力んだ100メートルの反省を生かした。「100メートルでは足の接地が長くなり、前へ速く出せなかった。スタートで力を入れすぎないよう、きっちり修正できた」と自賛した。

 中部商高時代の全国総体400メートルリレーで、県勢初の優勝を成し遂げたスプリンターも29歳。4月には沖縄市で陸上クラブを立ち上げ、次世代の指導に当たる。第一線の競技者、指導者として活躍する譜久里武を「40代になっても、勝負の世界でしのぎを削っているレジェンド」と慕い、「譜久里さんを超えていけるように頑張りたい」と背中を追う。(大門雅子)