新垣通商の新垣美佳と申します。香港在住で香港、台湾、シンガポールで現地法人の代表をさせていただいています。現地での輸入、流通、マーケティング、ブランディングの表舞台の営業のお仕事をさせていただいています。
 各国のスタッフとはチームワークをとても大切にしています。沖縄・日本へチャンスを、若いスタッフを育てることで恩返ししたいと思いながら、和気あいあいと仕事をさせていただいています。

 会社は4カ国、対応しているお客さまは10カ国以上。各国の商流文化に常識や固定観念は吹き飛び、びっくりすることもありますが、それに対応し、自分らしく、まっすぐにと思えるのは、ウチナーンチュならではでしょうか。

 多くの人たちの夢が、時代の流れでつながっていると思えるからでしょうか。会社の創業者である両親の信念「素直」「喜ばれることに喜びを」が、身にしみているのかもしれません。

 違う文化の人たちが一緒に仕事をするのは大変そうですが、楽しい現場です。外国人同士だから、許容範囲が広がるのかもしれないですね。

 香港で大規模な学生デモがあり、出身地・沖縄のことを思うことがありました。香港の人はウチナーンチュに似ている点があると思います。

 素直で順応力が高く、中国市場を背に世界中から投資、チャンスを集めて経済を盛り上げている半面、国益という大きな渦にも向き合わなければならない。キラキラした目を持つ香港の若い人たちの目が悲しみで曇っているのは、とても心が痛かった。

 弊社の海外スタッフの平均年齢は26歳。私が本格的に沖縄を出て販路拡大に乗り出した2011年の思いと、今の香港の現状が重なり、スタッフと話し合いの機会を持ちました。顔を上げて前に進もうと。

 香港に元気になってもらえるよう、日本アニメのヒーロー、キャラクターが使用された商品のキャンペーンで盛り上げようとしているところです。

 そんな日々の話題が沖縄の人たちの元気にもつながりますように。
(初出:2014年11月2日付沖縄タイムス経済面「オフィスの窓から」)