皆さんは夢、目標はありますか。
 私は両親の夢に、自分の人生の時間と夢を重ねて生きています。

 海外で仕事をしていると、とにかく海外の人々は一生懸命に生きていると感じます。日本や沖縄は厳しさの中に優しさもあります。海外では厳しさの部分が強く、時折、日本や沖縄の優しさが恋しくなり、同時に誇りに思います。

 一方、日本の若者と話す時、夢や目標よりも先に、自信のなさが目立ちます。謙虚さゆえでしょうか。自信がない時は、とにかく一生懸命に。その繰り返しで自分のものになり、それを検証して確実なものに。

 私も、はっきりと自分の人生の道筋を決めるまでは、たくさん迷いました。後輩たちにアドバイスできるとしたら「優しさと厳しさのバランス」を持ち、強く、楽しく、生き生きと。限られた人生の時間を大切に生きてほしいということです。

 11月は、沖縄コンベンションセンターで開催された沖縄大交易会に合わせ、香港や台湾、シンガポールの役員、営業スタッフを沖縄に招き、研修旅行を企画しました。いつも自国の魅力をアピールしてくれるスタッフたちに負けじと、私も沖縄の観光地を紹介しました。観光も喜んでくれましたが、それ以上に楽しんだのはショッピング。世代によって買うものは違いますが、みんなスーツケースの重量制限いっぱいに詰め込んでいました。

 円安効果もありますが、その購買力に圧倒されました。男女問わず「日本に来たからには、とにかく買い物」という姿は、普段は節約志向のメンバーだけに、とても不思議でした。私もお店の人と一緒に「お買い上げ、ありがとうございました」と心の中でつぶやき、沖縄を元気にしてもらったことに感謝しました。

 年末年始の商戦期を迎えると1年の成果を振り返り、次の1年の進むべきステップが見えてきます。今年は、いつもより長く5年後の自分を見ることができました。Live Lively! (生き生きと生きてください)
(初出:2014年12月7日付沖縄タイムス経済面「オフィスの窓から」)