全国に約1600店舗を展開するレンタルソフト大手の「ゲオホールディングス」。その中でも全国トップクラスの売り上げを誇るのが沖縄の那覇新都心店だ。他店舗と比べても駐車台数は少なく、斜め向かいには、同業のTSUTAYAがあり、条件は決していいように見えない。なぜ、上位に君臨できているのか。(デジタル部・與那覇里子)

リニューアル後、古本コーナーが無くなり、モバイルブースが拡大した

2階はすべてレンタルコーナー。DVDやCDが並ぶ

1979年、返還後の米軍基地。現在の那覇新都心地区

1階には中古ゲームや携帯電話、ゲーム体験コーナーが並ぶ

機種内容や機種変更について説明するスマホ相談員

ゲオ那覇新都心店の周辺にはマンションや大型商業施設が立ち並ぶ

リニューアル後、古本コーナーが無くなり、モバイルブースが拡大した 2階はすべてレンタルコーナー。DVDやCDが並ぶ 1979年、返還後の米軍基地。現在の那覇新都心地区 1階には中古ゲームや携帯電話、ゲーム体験コーナーが並ぶ 機種内容や機種変更について説明するスマホ相談員 ゲオ那覇新都心店の周辺にはマンションや大型商業施設が立ち並ぶ

■夜型社会

 新都心店がオープンしたのは2001年4月。沖縄県内では北谷店、具志川店、名護店に続く4店舗目で、当時は認知度を上げることが課題だった。オープン当初はビデオ、CDの格安レンタルセールを実施し、客の注目を集めた。
 営業を始めると、当時新都心店で働いていた金城敬吾さん(現在福岡・沖縄ゾーンエリアマネージャー)らスタッフがある特徴に気が付いた。ほぼ毎日、忙しさのピークが閉店間際にやってくることだった。営業時間は午前10時から翌日午前2時だが、午前1時ごろになると、客がカウンターに列を作る。週末になると、閉店ぎりぎりまで客であふれた。

 客の多くは、店から車で約10分ほどの距離にある沖縄の繁華街「松山」で働く人たちだった。仕事を終え、帰宅途中に店に寄ってビデオを借り、返却し、また借りていった。

 営業時間を1時間延長。客足は伸びた。金城さんらは「これはいける」と確信し、オープンから2年後、24時間営業に切り替えた。売り上げは一気に全国上位に食い込むようになった。

 その後も新都心店の売り上げは右肩上がり。そして実は、売り上げを押し上げたもう一つの原因は、店舗のある新都心地区全体の成長だった。