いまORANGE RANGE(オレンジレンジ)が面白い。
 全国ツアーに夏フェスへの出演。ライブを連発したかと思えば、アルバムの発売、さらには地元コザでの自主企画イベント。そしてソロ音源のリリース…。
 来年で結成15周年。メンバー全員が30代に突入するORANGE RANGEの「今」を、メンバーのHIROKIさんとRYOさんに話を聞いた。(聞き手 モバイルプリンス=島袋コウ)
ようやくバンドらしいことができるように

「テレビズナイト」を開催したオレンジレンジの(左から)YOH、YAMATO、RYO、HIROKI、NAOTO

来年結成15周年を迎えるORANGE RANGEメンバーのRYO(左)とHIROKI

沖縄市でラジオ番組を持つHIROKI。「地元とつながり続けるのが目的」

ソロ活動も活発なRYO。多彩な音楽性は「バンドのおかげ」と話す

「テレビズナイト」を開催したオレンジレンジの(左から)YOH、YAMATO、RYO、HIROKI、NAOTO 来年結成15周年を迎えるORANGE RANGEメンバーのRYO(左)とHIROKI 沖縄市でラジオ番組を持つHIROKI。「地元とつながり続けるのが目的」 ソロ活動も活発なRYO。多彩な音楽性は「バンドのおかげ」と話す

―まず最近の活動をお伺いします。ことし8月に茨城で開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」では入場規制がかかるほど、お客さんが入っていたようですが? 

RYO「はい。5年連続入場規制がかかって…自分でも驚いています。マジか!という感じで(笑)」 

―最近はツアーもかなりされていますよね? 

RYO「昨年は特にライブイヤーということで70本やったんですが、一緒に対バンするバンドは普通に100本くらいやってて、まだまだやらないといけないなと思っています」 

―同年代のバンドと一緒にやると刺激受けますか? 

HIROKI「あんまりこんな言葉使いたくないけど、仲間というか(笑)  前は自分達だけで頑張っているという気持ちが強くて。20歳くらいの時に田舎からポッと出て、イベントでも一番若くて、自分達で頑張らないとって必死でしたし。でも、今この年齢になってバンド仲間が増えて、一緒には過ごしていないけど同じ時間を頑張ってきた仲間なんだなと。今、ようやく横のつながりができてバンドらしいことができている状況ですね」 

―遅れてきた青春を楽しんでいるという感じですね。昨年から地元コザ(沖縄市)で自主企画イベント「テレビズナイト」を復活されたりしていますが、いかがですか? 

HIROKI「元々メンバー個人個人、地元への愛情はあったんですが、それが長い期間、形にできていなくて。最近やっと自分たちが好きなことを自分たちの判断でできる体制が整って、地元でイベントできる余裕ができて。その流れで学生時代にやっていたイベントを原点回帰で沖縄市でやろうというのが始まりですね」 

地元愛を形にした祭り「テレビズナイト」

―地元への思いは変わらずにあって、それが形にできるようになったということですね。HIROKIさんは沖縄市のコミュニティFMでラジオ番組をお一人で担当されていますよね? 

HIROKI「ラジオもきっかけは『テレビズナイト』なんですよ。年に1回だけイベントやって解散、ではなく地元の人との接点を持ってずっと続けられる祭りにしたいなと。どうしても、よそ者感あると思うし。そうじゃなく普段から接している人間がライブやって、お互い心の底から応援し合える関係を地元と築きたいというか」
 ―なので、四苦八苦しながらもHIROKIさんが一人で番組進行しているわけですね 

HIROKI「正直、音響操作とかできてないですよ(笑) でも、番組のクオリティを高めるのがゴールではなく、つながり続けるのが目的なんで」 

―今、沖縄のアーティストですとMONGOL800さんやHYさんも自主企画のイベントやフェスを積極的に行っていますが、参考にしていますか? 

RYO「見ながら、なるほどなーと思っていますね。でもそれは沖縄のアーティストに限らず、県外のイベントも参考にしています」 

―「テレビズナイト」は、琉球ゴールデンキングスやダンサー、プロスケートボーダーもいて、ORANGE RANGEの音楽性を表しているような自由度ですね。

RYO「確かにそうですね。うちはいい意味でこだわりがないので、いろんな要素を楽しんで欲しいです」 

HIROKI 「バンドごとに、できることと、できないことがあって。自分達は不器用なので、先頭に立ってガンガン走ることはできないので。こうやって集まってきてくれる人たちの力を借りて作ることしかできないから。その結果ですね」

―やはり「テレビズナイト」はメンバーも手作りで動いているんですか? 

HIROKI「フライヤーを自分達で配ったり(笑)」 

―かなり手作りですね(笑) 地元開催ですので、知り合いのツテで進んだこともあるのでしょうか? 

RYO「出演するダンサーのYU-KIは昔からの友達で、ダンススタジオもコザにありますし。そうしたつながりが生きています」 

HIROKI「小さなことかもしれないですが…、コザでラジオを始めて、仲良くなった人や話やすい人が増えて。そうした人達に応援してもらって、人脈の幅が広がってイベントができていますね」