アニメで地域を活性化しようと、3月末にジュンク堂書店那覇店であったシンポジウム「アニメで街づくり!?」(沖映通り商店街振興組合主催)に登場した人気声優の藤井ゆきよさんと下地紫野さん。声でキャラクターに命を吹き込む彼女たちに、声優を目指したきっかけや、アニメの力をまちの活性化に生かす方法などを聞いた。(聞き手・真境名由夏、與那覇里子)
■インタビューの様子は動画でも公開中。http://youtu.be/zcYPpFH5ODw■関連記事 アニメでまちおこし カギは「地元のパワー」

インタビューに答える人気声優の下地紫野さん(左)と藤井ゆきよさん=沖縄タイムス社

演じた役柄は我が子のようと語る藤井ゆきよさん(右)と沖縄県出身の下地紫野さん(左)=3月、沖縄タイムス社

インタビューに答える人気声優の下地紫野さん(左)と藤井ゆきよさん=沖縄タイムス社 演じた役柄は我が子のようと語る藤井ゆきよさん(右)と沖縄県出身の下地紫野さん(左)=3月、沖縄タイムス社

―声優を目指したきっかけを教えてください

藤井「中学生の時、演劇部に入ったことをきっかけに、お芝居の仕事に就きたいと思っていました。でも、いきなり役者になる勇気はなくて、照明の会社に入りました。ある時、同年代の子たちが出演している舞台の照明をやらせてもらったんですが、すごくまぶしく見えて、自分で本当にやりたいことに挑戦しないで諦めてしまったら、おばあちゃんになった時、後悔する。それは嫌だなと思って、俳優の事務所に入りました。マネージャーさんから、藤井は声がちょっと変わっているから、声優の仕事をしてみないかとすすめられて、『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』と『プリキュア』という作品に出させていただきました」「当時、東京国際フォーラムであったプリキュアのイベントを見に行かせてもらったんですが、そこで初めて、プリキュアを見ている子ども達と会ったんです。開場が反響するぐらいの声で『プリキュア頑張れ~』と一斉に応援する子ども達の純粋さに感動して、涙が流れました。その時、私、この子たちに向けた作品に出たい、声優をもっともっとやっていきたいと思って、声優一本に絞って仕事をやっていくことにしました」下地「私は、偶然見たアニメがきっかけで、興味を持ちました。ちょうどそのころ、『島んちゅMiRiKa』という沖縄を舞台にしたアニメのオーディションが沖縄であることを友達から聞いて、挑戦してみたら受かったんです。レッスンもアフレコもすごく楽しくて、このまま続けていきたいなという気持ちから、高校卒業後に憧れだった東京の養成所を受けて、今の事務所に所属しました。」

―藤井さんと下地さん、声優になるまでかなり違う道を歩んで来られたんですね。

下地「藤井さんの紆余曲折を聞くと、すごい経験ですよね。私は今、改めて考えたら、大学に行っても良かったのかなと思うこともあります」藤井「役者は、何が経験として生きてくるか分からないところもあるので、お互いまぶしい存在ですね。声優もイベントに出る機会が増えてきて、当時の照明会社の上司に会うこともあります。そこで『藤井頑張れよ―』と言ってもらえて、不思議な気持ちですが、縁も感じます」。

―声優を目指してから苦労したことを教えてください

下地「基本的に演技はすごい楽しいですよね。悩むことすら楽しかったり、先輩も失恋すら演技に生かせるとかいう先輩も言ってくださいます」藤井「風邪を引いてしまうと、全てのお仕事ができなくなってしまうところが大変なところですね。キャラクターの普段の声と違う声になってしまうと、アフレコができなくなるので、スタッフや共演者の方に本当に多大なご迷惑をかけてしまいます。しかも、イベントの日にそうなると取り返しがつきません。だから、日々の体調管理には気を付けています」

―風邪の予防法はありますか?

藤井「ホテルに泊まる時は加湿器を用意してもらったり、加湿器がなければ、お風呂に熱いお湯をためて部屋の湿度を高くして、マスクをして寝たりします」下地「マスクやうがい、手洗いは普段からやるようにはしてますね。冬だと、のどにいいと言われている根菜の鍋をしたりしますね」